
賃貸物件にお住いの方の中には、将来的に持ち家を購入して生活をすることを希望する方は大勢存在しています。
賃貸物件の場合はそれなりのメリットはありますが、持ち家の場合はローンが完済すると家賃額をゼロにすることができるので、長い年月で計算をしてみると持ち家の購入はお得になることは誰しも感じていることではないでしょうか。
ここで選択肢というものがあり、購入する物件を一戸建てにするかマンションにするかの判断で迷ってしまうことは多々あります。
永遠の課題といっても間違いではなく、実際にネット上の情報を確認しても、どちらもメリットやデメリットがあるものなので、選ぶ際には家族で十分に相談をすることは必要です。
一戸建て住宅の場合は都市部郊外に建てられることが多く、土地面積によりますが間取りを自由に決めることができることや、駐車場を敷地内に作ることで駐車料金が掛からないこともメリットです。
騒音の問題も解消することができ、夜間に掃除をしたり洗濯をしても問題なく生活できることも魅力です。
デメリットは敷地内全ての部分において持ち主が管理をすることが必須になるので、屋根や外壁塗装を始めとしてエクステリアを整えた場合では、劣化や破損してしまった際にもリフォーム代金は掛かります。
一方でマンションの場合では共用スペースにおいては、管理費を支払っていることで組合によって外壁塗装をしたり、防水工事や廊下、階段、ホールなどの部分は管理費で賄うので急な出費を必要としないメリットがあります。
管理する場所はドアから内側だけになることから、リフォームをしやすい環境になり一戸建て住宅よりもリフォーム費用が少し安くできることも特徴ではないでしょうか。
更にマンションの場合は、郊外型の他にも交通の便の良い位置にあることが非常に多く、買い物に便利な立地条件であることや、公共施設が近隣にあるなど立地条件においてのメリットも十分に感じられます。
逆にデメリットに感じることは庭を設けることができないことや、自動車の駐車料金が別途かかること、来客用の駐車場を確保することが難しい物件などもあります。
集合住宅故の問題もあり、上下左右の各ご家庭からの騒音の問題を受けてしまったり、夜間になると音の問題でライフスタイルが一部制限されてしまうこともデメリットではないでしょうか。
後は好みの問題や今後の家族構成の内容など、多角的な考えを購入前に十分に検討することは必須です。
例えば自動車を1台ではなく2台以上所有するような家族構成であれば、一戸建ては有利になり経費も掛かりません。
お子さんの人数が多いご家庭でも部屋の間取りを自由にできる一戸建てを選んだ方が快適生活を送れます。
後に高齢者となり身体が不自由な状態になることを予測する方の場合でも、一戸建て住宅では完全にバリアフリーに仕上げることができるので特に注文住宅を建てる方は将来発生する多額のリフォーム費用を心配せずに、最初からバリアフリー住宅にすると安泰です。
マンションの場合では好立地という条件は大きなメリットになるので、仕事先や学校などアクセスが良いことにより時間を節約できるゆとりを感じることも可能になります。
資産価値で判断をする方法もあり、全てではありませんがマンションの場合は新築から一定期間が経過すると価値は下がりますが、その後は比較的価値は安定する物件が非常に多いことで、将来的に売却を検討する方であれば恩恵を受けることができるメリットがあります。
他には土地を有効活用したい方や、そうではなくシンプルで都会の生活を送りたい方などで判断は分かれる傾向にあるので、メリット、デメリットを家族構成を重視して確認することで失敗は防げるのではないでしょうか。